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発電量が落ちてきたときに、まず確認すべき4つの数値

不具合の予兆は、たいてい先に数字へ出ます。ただし数字が下がった=故障ではありません。まず切り分けてください。

1. 前年の同じ月と比べる

いちばん多い誤解が、先月との比較です。太陽光の発電量は季節で大きく変わります。5月と12月では倍近く違うことも珍しくありません。

比べるのは、前年の同じ月です。モニターやアプリに月別の履歴が残っているはずなので、そこを見てください。前年同月比で1割程度の差は、天候の違いで普通に起こります。

3割以上落ちているなら、調べる価値があります。

2. パネルの系統ごとの発電量を見る

屋根が複数面に分かれている場合、パワーコンディショナは系統ごとに発電量を記録しています。

全体が均等に下がっているなら、天候か経年。特定の系統だけ落ちているなら、その系統に原因があります。

後者で多いのは、影です。近所に建物が建った、庭木が伸びた、アンテナを追加した。設置時には無かった影が、数年後にできていることがあります。

3. エラー履歴を確認する

パワーコンディショナには過去のエラーが記録されています。運転を停止するほどではない軽微なエラーが繰り返し出ている場合、それが発電量低下のサインです。

エラーコードはメーカーごとに意味が決まっています。型番とコードを控えておいてください。私たちにご連絡いただく際も、この2つがあれば話が早く進みます。

4. パワーコンディショナの設置年数を数える

パワーコンディショナの寿命は10〜15年程度とされています。パネルより先に寿命が来る部品です。

設置から10年を超えていて発電量が落ちているなら、パネルではなくパワーコンディショナ側を疑ったほうが早いことがあります。交換費用はかかりますが、パネルが健全ならその後も長く使えます。

自分で屋根に上がらないでください

汚れが気になっても、点検のために屋根に上がるのは避けてください。転落事故が実際に起きています。また、パネルは日が当たっている限り発電しているため、割れた部分に触れると感電の危険があります。

加えて、素人が上がると防水層を傷めることがあります。数値の確認まではご自身で、現地の確認は業者に任せてください。

清掃について

「パネルを洗えば発電量が戻る」という営業を受けることがありますが、日本の降雨量では通常、清掃は不要とされています。鳥の糞や落ち葉が特定の箇所に固着している場合を除き、雨で流れます。

高額な清掃契約を勧められたら、まず発電量の履歴を見せてもらってください。清掃で回復する見込みがあるのか、数値で説明できるかどうかが判断材料になります。

記録を続けることが、いちばんの予防になる

私たちが年1回の点検で発電量を記録し続けているのは、この比較のためです。単発の数値には意味がなく、推移を持っていて初めて異常が分かります。

ご自身でも、月に一度モニターの数値を控えておくだけで、判断の材料になります。

エラーコードの意味と対処は機器メーカーによって異なります。異常が疑われる場合は、屋根に上がらず施工店またはメーカーへご連絡ください。

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